PROJECT

2021.11.12

お寺と地域のつながり活性化プロジェクト

 お寺ってどんなところ?

お墓詣りや年に数回お坊さんがお経を

詠んでくれるところ?

ではそれ以外に知ってるお寺の知識は?

ほとんどの人が持っているお寺の認識は

これに近いのではないでしょうか。

お寺は元来、人生においてのいろいろな悩みや相談事を

するための地域の相談所でもあったはずです。

「駆け込み寺」という言葉があるように、その地域に住む人々の

心の拠り所であり、それゆえに人生を終えてからの場所ではなく

生きている間にこそ必要な場所、それが本来のお寺の姿と考えます。

もっとお寺の存在を本来の身近な存在に戻したい。

それは宗教や宗派の違いを超えた日本人の護りたい文化の一つでも

あるように思います。

仏教徒では無い、お墓は要らない、敷居が高そうで近寄りづらい・・・お寺に関心を

持たない理由はこういった様々な理由があるでしょう。

特に若い世代の方々はなおさらです。

でも、生きるのがつらい、人間関係に苦しんでいる、社会に適応できない・・・

こういった悩みは宗教や信仰の違いに関係なく誰しもが抱えがちな悩み、苦悩

であるはず。

こういった人々の生きる上での苦悩に寄り添える存在にお寺がもっとなって、常に人が集まる

場所になることで地域の文化としてのお寺の存在意義が存続されるのではないでしょうか。

その為に私たちが考えるプロジェクトが「お寺と地域の活性化プロジェクト」です。

<例えば>

 ①地域の高齢者の方々と子供たちとで精進料理を作る料理教室を催し、ご住職の食物への

  感謝を題材にしたお話を絡めながら交流を深めていきます。

 ②お寺の1日の活動を体験してもらう「1日お寺体験」を実施。本堂や仏像等のお掃除、住職と一緒に勤行(ごんぎょう)を体験、 

  精進料理の体験などお寺の日々の動きを体験していただきより身近にお寺を感じてもらいます。

 ③文楽や能といった伝統芸能やジャズ演奏、クラシック演奏などを地域のお寺で催し音楽とお寺の空間との調和を

  感じていただきます。

 等々、まだまだお寺と地域が寄り添える方法は有ります。

 日本におけるお寺の存在は、単なる宗教施設ではなく地域に溶け込んだ文化施設でもあります。

 この日本人にとっての地域文化を残したい、それが私たちゲイルの思いです。

お寺イメージ